第81便 2014年2月26・27日 CURRENT NUMBER



 外からの風 

 ~ 支援に感謝  「春一番 生わかめ」に真心込めて ~


 「おらとこのわかめが世界一うまいから」。間もなく震災から4年目を
迎えようとする岩手県釜石市箱崎町では、復興の象徴「特産わかめ」が最盛期を迎えていた。


 三陸の中でも有数な「わかめ」の生産を誇る岩手県釜石市。
どの地区でも「おらのわかめはどこにも負げねえ」という誇りがある。
物資を降ろし終えると、届け先の女将さん達が待ていたかのように春一番間引き「生わかめ」を食べさせてくれた。
「新芽の一番旨いわかめだ。最高だから」そう語る表情は力強く、
震災から立ち上がり自力で生きているという誇りを感じずにはいられなかった。


「世界一のわかめを栃木の皆さんに食べてもらいたい」と、行く先々で大袋に入った「生わかめ」が幾つも用意されていた。
「何かで感謝を示したい。漁師だから海の物で恩返しする事が復興の証になる」と、これまでも海産物を土産に持たせてくれた。
感謝の想いが詰まった「わかめ」は携わって頂くボランティアの方々をはじめ支援者の方々にお届けし、
大変に喜ばれている。真心の贈物は復興の架け橋。心から感謝したい。(専)



※3月2日に行われた「大鍋まつり」に出店した「釜石磯鍋」の具材にもわかめを使用。
ご提供頂いた皆様に心から感謝。「磯鍋」「わかめ」売上金は全額、肉等の救援物資購入資金に。





<お届け先>

今便は岩手県釜石市、上閉伊郡大槌町の16カ所に、計174箱の救援物資をお届け致しました。
携わっていただいた皆様に心から感謝申し上げます。


ー釜石市ー

1、「釜石昭和園事務局」(仮設住宅15世帯)
2、唐丹町 仮設住宅 田中チカ子さん宅 (周辺仮設住宅)

ー大槌町ー

3、浪板海岸前 「民宿 佐藤」

  ー釜石市ー

4、千鳥町 菊池道子さん宅 (市内仮設住宅、被災者 40〜50世帯)/三陸食品 (仕入)
5、箱崎白浜 仮設住宅  17世帯
6、箱崎白浜 在宅避難者  61世帯
7、箱崎町仮宿 在宅避難者  15世帯
8、箱崎町にて「岩手日報」取材
9、釜石東部漁業協同組合(仕入)
10、箱崎町桑ノ浜 萬豊さん宅(地域 在宅避難者)
11、鵜住居町 旅館「宝来館」(仕入)
12、片岸町「絆 釜石」

ー大槌町ー
 、「ど真ん中おおつち協同組合」

ー釜石市ー

13、唐丹町花露辺 斉藤孝吉さん宅
14、松原町 柴田渥さん宅 
15、藤勇醸造株式会社(仕入) 
16、かまいし特産店(仕入)








<支援者の皆様>

物資総数   計 174箱

ご支援    計 20箱
飛行船    計 154箱




ーー ご支援 ーー

●食品
  精肉、かぶ、トマト、砂糖、無洗米、レトルトパック、カレー粉、味噌汁、珈琲
シリアル、カップ麺、ツナ缶、煎餅、その他

●生活用品
食器、シャンプー、リンス、入浴剤、洗濯洗剤、ボディーソープ、タオル、ふきん
鍋、ホッカイロ、ラップ、トイレットペーパー、ティッシュボックス、生活雑貨、他

●服飾
衣類、下着、他

●その他
野菜種(飛行船ファーム栽培用)、新書(絵本)、タバコ、他

●義援金

●仕分用品
ビニール袋、段ボール、ガムテープ、備品、他




ーー 飛行船 ーー

●飛行船ファーム 計 111箱

●飛行船 計 43箱
精肉4箱(81パック)、いよかん 28箱、ポンカン 10箱、備品、冷凍庫